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雨・プルースト・私・会計
東京は1日日中雨が降っている。

雨の音を聞いていると感傷的になってくる。
雨音と一緒に過ぎてしまった過去が甦る。
そして過去の思い出に耽っていると、
将来に対する不安で頭を占拠されていた。
勉強する気もおきず気がつけば夕方に…。

今日はこの雨のせいで勉強モードになれないので、
簿記とは関係ない個人的なことをつらつら書こうと思う。
いっていることがなんなのかさっぱりわからない、
ということも書くので、興味のない方はとばしてください。


雨の音や匂い五感を刺激する要素は、
私にとって過去を想起させるスイッチである。

マルセル・プルースト「失われた時を求めて」の
プティット・マドレーヌやヴァントゥイユのソナタ、
エルスチールの絵画と同じ力を持つ。

失われた時を求めて〈1 第1篇〉スワン家のほうへ (ちくま文庫)失われた時を求めて〈1 第1篇〉スワン家のほうへ (ちくま文庫)
(1992/09)
マルセル プルースト

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大学時代にプルーストのことをずっと考えていた時期があったが
最近は生活に追われて、あまり思い出すこともなかった。

実はこうみえて私は感受性がとても強い。
受け取ったものが強烈に美しければ、
それをきっかけとして異次元に入ることができる。
異次元とはその体験そのものが幸福で目的と思える世界で、
たぶんここは人間の源なのではないかと思える世界のことである。
それはちょっとした神秘体験なので言語化は不可能だ。
プルーストに惹かれたのも、彼が作品を通して表現しようとしていたのが
この不思議な体験のことであったからだ。
プティット・マドレーヌを口にしたときの恍惚の体験の行を読んだとき
私は「これだ!」と思った。
自分のなかでまったく意味不明だった体験を
プルーストが代弁してくれていた。
彼の一生を捧げていったとっても過言ではない
「失われた時を求めて」という小説。
それはその神秘の体験の追及であり、真摯な姿勢に触れたとき涙がでた。
私もプルーストのように、その体験をしてしまった以上、
生涯あらゆる手段を通じてそれを追及しなければならない。
それは私という人間をあらわす基本的な欲求でもある。

生活に追われて忘れていたけれど、そういえば、
プルーストは私の指標だったのだ。

指標である彼を忘れた理由。
それはプルーストと私の生きる時代が違うこと。
部屋に引きこもって日々芸術に対する思索をめぐらすことは許されず、
稼がなければならない。定職に就かなくてはならないという圧力。


現代における「感受性が強い」という個性について。
感受性が強いとは、言い換えると、
極度に感じとる(=受けとる)力が強いことであって
今の表現してなんぼの弱肉強食のこの世の中では
ほとんど役に立たない個性でもある。
生まれた時代が違えば、神託を受け取るシャーマンや
宮廷付きの吟遊詩人や巫女として個性を発揮できたに違いないが。
現代では「人の話をよく聞き、背後に隠れているものを読み取る」
くらいの使い道しかない。

受け取る力と、それを世の中に表現する力。
今の課題は、その2つの力のバランスをうまく自分の内部でとって
受け取った美しいものを、いかに万人が理解できる言葉にのせて
表現していくか、だ。

それで表現の一手段として、今簿記の勉強をしている。
プルースト(21歳)>>>>>簿記(25歳)の間に隔たりがありすぎて
ぶっとびすぎなのは知っている。
>>>>>(大学卒業から4年間)にあったこと。
・絵画の修復家になろうとしてデッサン・油絵の勉強をしたこと。
・丸の内でOLをやったこと。
・スピリチュアルなさまざまな体験・知識(瞑想・レイキ・占星術・人々…)
・コンサル集団に騙されそうになったこと。
・リクルートで営業したこと。
・MLMに足をつっこんだこと、中医学等自然療法への興味(現在は沈静化)

現実は厳しい。
丸の内OL辞めた後のここ1?2年のきわどい現実への
接触の仕方をあらためて振り返ってみると、
生保営業ではなく生保事務をやっている現在の自分に安堵している。
私は感受性が強いためかお客さんの身を案じすぎてしまうので
ごり押しの営業スタイルは無理だと気づいた1?2年でもあった。
たぶん組織の中では営業などのプロフィット部門よりも
管理系のコスト部門のほうが性にあっているのではないかと思う。

こんなすったもんだの数年間だったので、
プルーストを忘れしまっていたことわかっていただけたかと思う。
もう十分ふらふらしたので、ここらでしっかり腰を据えなければならない。
それで簿記(会計士)である。

大学ではプルーストのことばかり考えているような文学少女だったので、
会計のことなんてさっぱりわかりません。
ただ、会計に対する興味はあった。
丸の内でOLやったときは一応投信の計理の仕事だったので、
金融商品取引法やデリバティブ商品などの用語に抵抗はない。
しっかり身にすることができずに辞めてしまったので、
また一から勉強しなおしたいという思いがある。

そして「さおだけ屋」こと山田真哉さんとの出会い。
女子大生会計士事件簿も好きだが、
私はこの処女作が大好きだ。

<女子大生会計士の事件簿>世界一感動する会計の本です[簿記・経理入門] (女子大生会計士の事件簿)<女子大生会計士の事件簿>世界一感動する会計の本です[簿記・経理入門] (女子大生会計士の事件簿)
(2004/09/25)
山田 真哉

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山田さんはもとは歴史学を専攻されていたようで、
歴史に対する愛情ともと文系の表現力を生かして
簿記の知識をわかりやすく物語として表現する力をお持ちです。
いわば関係ない異質のものを混ぜ合わせて
新しい価値を生み出したところ。
そこに触発されたわけです。
彼の二番煎じをやるつもりはないが、
今注目されている会計という土壌を生かして、
なんらかのことができないかと思っている。

ぐだぐだと書いてきましたが
ライフワークは、
「私の中でプルーストと会計をつなげること」
そしてそれを「表現すること」です。

ここまで書いて、
やっと簿記の勉強に戻れそうな
精神状態に戻った。

私の中には2つの「聖」と「俗」の天秤があって、
どちらかに振れながら均衡を保っている。

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テーマ:ひとりごとのようなもの - ジャンル:日記

[2008/08/24 20:24] | 自己分析 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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20代半ばの道中記     公認会計士試験に向かって


自分探しの罠にハマり気づけば27歳、非正規雇用派遣社員。2010年目標でコツコツやってます。

プロフィール

ファーベル

主人公: ファーベル
●東京都在住
●属性/派遣社員

数字に疎い文学部卒の派遣が会計士
試験に合格、監査法人に就職できる
るのか?という、勉強の進捗状況と
日常を綴る勉強記録ブログです。


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